2006年02月03日
めじろ
左の写真を大きくしてよく見ると、白い車の上と、右に小さな鳥が見えると思う。めじろである。もう少しズームのきくカメラならはっきり写るだろうが私のカメラではこれが限界である。
この時期、晴れて暖かな午前中、めじろがビワの花をついばみにやって来る。その数約30羽。チイチイとかわいい声で鳴きながら、枝から枝を飛び回り、花をついばむ。毎年のこの時期の光景である。
私が子供のころ、よくめじろをつかまえた。父がめじろをかっていたので一緒にとった。ちなみに由比町内にはめじろを飼っている人が多い。益鳥なので県知事の許可が必要であるが、父も10羽くらい飼っていた。同じように見えるが、鳴声が違う。いい鳴声のめじろを求めて新しいめじろをつかまえるのである。
とり方はこうだ。ビワの枝にみかんを半分にきって何個かつけておく。とりもちを細い竹につけて、みかんを食べに来た時にとまるだろうという所においておく。おとりのめじろを籠に入れて近くにおく。準備完了で、少し離れた物影で待っている。おとりの声につられ、みかんの香りに誘われて、こちらが思ったとおりにかかったときにはとてもうれしい。
捕まえためじろは全部飼うわけではない。鳴声がチューというやつは逃がす。チーというやつは飼っていくといい声で鳴くのでとっておく。チーかチューか聞き分けるのはそれほど簡単ではない。そんなことをしていた記憶がある。
父はうぐいすも飼っていた。うぐいすはホーホケキョと鳴くが、一年中そう鳴いているわけではない。春になるとそう鳴く。それまではキョキョと鳴く。うぐいすがどこで春を見分けるかというと、日照時間の長さである。日が長くなると春が来たことを感じ、めすを求めてきれいな声で鳴き出す。
だから父は正月にホーホケキョと鳴かせるために、12月中旬から夕方、電気の下にうぐいすを置く。少しずつ時間を長くしていくとうぐいすは春が来たと思い正月に鳴き出す。
うぐいすも最初は上手に鳴けない。ホーホケキョときれいに鳴くには練習が必要で何度も鳴きながら上手になっていく。
今は父も年をとって、めじろ、うぐいすは飼っていない。この時期めじろを見ると子供のころを思い出す。自然の中で学んだことは多かった。こんなことを子供たちにも伝えていきたい。





